Adobe CS6の登録済みシリアルコードを別のAdobe IDに移行する方法

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複数の登録済みシリアルコードを別々のAdobe IDで管理したい

僕はAdobe CS6の「Master Collection」と「Design Standard」の2種類を持っており、1つのAdobe ID(メールアドレス)に紐づけています。このように複数のグレードの製品を同じAdobe IDで管理している人は僕以外にもいらっしゃるのではないでしょうか。

今回、諸事情によりこの2つの登録済みシリアルコードを別々のAdobe IDで管理したく、どちらか1つを別のAdobe IDに移行することができるか調べたところ、問題なく別のAdobe IDに移行することができました。

今回はその方法についてを紹介したいと思います。

手順

自分のAdobe IDに紐づいている登録済みの製品を確認します。以下のリンクからAdobe Account>プラン>製品で自分のAdobe IDと紐づいている登録済みの製品が分かります。自分の場合はCS6の「Master Collection」Windows版・MacOS版と「Design Standard」MacOS版が紐づいています。

https://account.adobe.com/products

Adobeのヘルプセンターのページにあるチャットから問い合わせを行います。以下のリンクのページ下部にある「サポートへ連絡する」をクリックするとチャットのウィンドウが開きます。チャットは9:30〜17:30 (土日祝および指定休業日を除く)しかできないので注意です。

https://helpx.adobe.com/jp/support.html#sa_src=web-messaging

まず、始めにチャットで質問内容について記入します。

現在、僕のAdobe IDにはCS6のMaster CollectionとDesign Standardが登録されています。Design Standardだけ別のAdobe IDに移行させたいのですが、可能でしょうか。

チャットより

この時のチャットの質問時はまだ移行可能であることが分からなかったので、移行が可能か質問しています。結果的に移行可能なので、この方法を試す方は「移行させたいです。」と言っても問題ありません。

次に先ほどの質問の内容から自動的に質問に近い選択肢が表示されます。選択肢の中から「その他」をクリックします。

「その他」を選択すると、担当者に繋がります。「現在の推定待ち時間は、4分です」と表示されていますが、実際は担当者に繋がるまで結構待ちました。

移行先のAdobe ID(メールアドレス)を尋ねられるので、あらかじめ用意しておいた移行先のAdobe IDを伝えます。移行先のAdobe IDが用意できていない人は、チャットする前にアカウントを作っておきましょう。

ここで注意ですが、移行前のAdobe IDと移行後のAdobe IDのアカウント名(氏名)は同一の設定にしておかないと移行できません。またアカウント名はニックネームでは不可で、氏名でないと移行してもらうことはできません。

僕は最初、移行前と移行後のAdobe IDの名前が異なっていたので、担当者から移行することができないと言われてしまいました。また、このチャットの時には指摘されなかったのですが、アカウント名をニックネームにしていたので、この後ニックネームでは移行できないと追ってメールで指摘されました。ですので、移行前と移行後のAdobe IDのアカウント名は同一で氏名のものに設定しましょう。

次に移行する製品のシリアルコードが尋ねられるので、回答します。今回はCS6のDesign Standardを移行させるので、Design Standardのシリアルコードを答えます。

シリアルコードを回答して作業は終了です。移行完了後は移行先のAdobe IDのメールアドレスにメールが送信されます。

3営業日ほどで移行が完了されるとのことですが、僕がやった時には当日中に移行が完了し、メールが届いていました。

移行元のAdobe ID
移行先のAdobe ID

移行元のAdobe ID、移行先のAdobe IDを確認すると、元々移行元に登録されていたCS6のDesign Standardが移行元から消えており、移行先に登録済みの製品として紐づけられています。

まとめ

今回は複数のCS6の製品を登録しているAdobe IDから一部の製品を別のAdobe IDに移行させる方法を紹介しました。

登録済みのシリアルコードは通常、公式Webサイトや設定では移行することはできませんが、Adobeのサポートにチャットで移行する手配をしてもえれば一瞬で移行することができます。

pui

適応障害気味なデザイナーです。パソコン関係に興味があるので、面白い発見があったら記事にしていきたいと思っています。

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